東京からの宮崎旅行|1泊2日で実際に訪れたおすすめスポット
4月上旬、春の宮崎旅行に行ってきました。
レンタカーを利用して、県の南部エリアをめぐる1泊2日の旅。
おすすめの観光スポットやグルメ、実際の移動ルートや所要時間なども紹介します!
1日目
羽田から宮崎空港へ
東京・羽田空港を10時出発の飛行機に乗り、12時ごろ「宮崎ブーゲンビリア空港」に到着。夏を先取りしたような強い日差しに南国を感じます。
空港でレンタカーを借り、いざ観光へ!
レンタカー営業所へは送迎車にて移動します。ネット予約をしていたので簡単な手続きで出発できました。
絶好のビュースポット 道の駅フェニックス
空港から20分ほどで道の駅フェニックスに着きました。
展望デッキからは天然記念物の「鬼の洗濯板」と太平洋を一望できます。
物産館では、お土産のほか季節のかんきつ類も売られていました。暖かい日だったので、名物のソフトクリーム店の前には並ぶ人も。
ブラタモリのロケ地 堀切峠
堀切峠→道の駅フェニックスのつもりが
空港から海岸沿いを南下していくと、先に堀切峠、そのあと道の駅フェニックスがあります。順番に観光するつもりでしたが、堀切峠の駐車場を通り過ぎてしまい、あと戻りすることになりました。ちょっとした時間ロス。車から降りなくても十分楽しめそうだったので、通り過ぎるだけで良かったかもしれません。
モアイ像と記念撮影 サンメッセ日南
青い海をバックに、シンボルの7体のモアイ像が並ぶサンメッセ日南。小高い丘に作られた有料の公園です。堀切峠から20分強かかりました。
- モアイ像
- ブランコ
- ヴォワイアン
- 太陽の丘
この4つのスポットを徒歩でめぐって、滞在時間はおよそ45分。訪れたのは日曜日で、写真を撮るために1~2組の列に並んだ時間も含まれています。
想像したより急な斜面、広い敷地
旅程の都合で一部のみ見学しましたが、敷地が広く、傾斜も急なため、全てのエリアをめぐるには2~3時間はかかりそうです。有料のカート(要普通免許)があるので、歩くのが困難な人や、時間を短縮したい人にはおすすめです。
日差しをさえぎるものも少ないので、帽子や日傘などの日よけ対策をしたほうがいいでしょう。水分補給も忘れずに。
野生の馬に会える 都井岬
サンメッセ日南から1時間30分、都井岬の入り口に到着。駒止め門というゲートがあり、通過料金を払います。(車1台400円、野生馬保護協力金)
灯台は改修中
5分ほどすると灯台に着きました。
残念ながら、改修中のため灯台は参観できませんでしたが、駐車場からの眺めはよく、晴れた空と白い灯台のコントラストも素敵でした。
海をのぞむテラス席あり パカラパカ
来た道をもどり、「パカラパカ」という休憩スペースへ。24時間開放のバリアフリーのお手洗いや授乳室が完備されています。
昼食がまだでしたが、それほどお腹もすいていないので、おやつをいただくことに。
雰囲気も眺めもよいカフェスペースで、心地よい時間が過ごせました。地場産品の販売もしているので、お土産も購入できます。
岬の馬の半分が生息する小松ヶ丘
さらに道をもどり、御崎馬の半分が住みかにしているという小松ヶ丘へ。
丘の上まで登ると、草をはむ馬たちが見えてきます。サラブレッドに比べると、小柄でずんぐりとした体つきの御崎馬(みさきうま)。近い距離から観察できますが、触ったり、餌を与えたりすることはできません。この日は、1~3頭のグループがいくつか点在していて、合計10頭ほどに出会えました。
日向灘からの風も心地よく、時間を忘れて馬を眺めていました。宿泊できるところもあるので、日の移り変わりも感じながら過ごしてみたいものです。
都井岬を訪れる際の注意点
岬までの道のりは、海岸線や山道があります。カーブや高低差が多く、一部細い道もありますので、車で行かれる方はご注意を。
都井岬の馬のいるエリアは、野生に近い状態なので馬のフンだらけです。ほとんどは乾いた状態ですが、足の踏み場はないくらい。整備された歩道などはほぼありませんので、歩きやすい靴をおすすめします。
鵜戸神宮
今日の観光は終了か迷うところ、明日の天気が崩れそうなので、道中にある鵜戸神宮にも寄ることにしました。
もうすぐ閉門時間!
調べると、鵜戸神宮は18時までとなっています。到着したもののあと15分、急いで中へ。
神門から千鳥橋、玉橋を渡ると本殿が見えてきます。階段を降り、洞窟内の本殿へ。
ここで「18時で神門が閉まりますよ」と声をかけられ、閉門により出られなくなることを知り、急いで戻りました。
本殿のお参りはできましたが、お乳岩などは見られず。時間があれば、海岸沿いの奇岩をじっくり観察したかったです。神門はきっちり18時に閉まり、間に合わずに社務所に声掛けして開けてもらっている方がいました。
いちばん近い駐車場へ行く道は細い
カーナビで海岸参道を通るルートが案内されて、本殿に一番近い駐車場を利用しました。時間ギリギリでしたので結果的にはよかったのですが、道幅が狭く車がすれ違えない箇所がある道路でした。
宿泊は青島近くのANAホリデイ・インリゾート宮崎。ひとまず夕食の前にチェックイン、荷物を置いて出発します。
市内の歓楽街「ニシタチ」エリアへ
宮崎市内最大の歓楽街、ニシタチにやってきました。時刻は19時半、店は決めていません。
いくつか食べたい宮崎グルメがあったので、居酒屋のような、何品か料理が選べる店を探します。
まず、地鶏の炭火焼の有名店「ぐんけい 隠蔵」に行ってみると、満席で案内できるのは21時半とのこと。
絶品!「美酒&肴 和季」
あきらめてほかの店を探し、訪ねたのが「美酒&肴 和季」。幸い入ることができましたが、私たちで満席となりました。
このお店が大当たりでした! どの料理も手仕事がきちんとされていて、とても滋味深い。はじめにいただいた陶板焼きは、口に入れた瞬間感動。そして何口めでも美味しい。冷汁も、お腹いっぱいで食べきれるか心配したのが噓のように、するすると完食しました。どのお料理も素晴らしかった。
もう一度行きたいと思う店はなかなかありませんが、ここは宮崎再訪の際には必ず伺います。
宿泊はANAホリデイ・インリゾート宮崎
大満足の夕食を終え、ホテルに戻ります。今回の宿はほぼ寝るだけだったので、利便性と温泉があるという条件で、空いているところから選びました。
翌日、早朝は雨が降っており、晴れの日の青空と海は見られませんでした。それでもオーシャンビューであることと、大浴場があるのはとても良かったです。宿泊客は家族連れが多い印象でした。
2日目
1日目に予定をギュッと詰めこんだので、2日目はのんびり10時半にチェックアウト。運よく出かけるころに雨がやみました。
奇岩「鬼の洗濯板」に囲まれた青島
ホテルから5分もかからずに青島参道口の駐車場へ。車を預け、青島神社に向かいます。
島へと渡る参道を進んでいくと、島を囲む「鬼の洗濯岩」が見えてきます。岩が板状に重なっているかのように見える不思議な光景。ちょうど干潮だったので、岩の上をゆっくり散策、観察することができました。
ここはジャングル? 青島神社
大鳥居をくぐると狛犬、そして神門が見えてきます。
奥へ進み右手に向かうと、たくさんの絵馬が奉納されている祈りの古道があり、さらに進むと元宮があります。
境内は亜熱帯の植物が群生していて、まるでジャングルのよう。うっそうとした森の中の神社は、とても神秘的で不思議な感覚に包まれました。
可愛くて美味しい 宮崎氷菓店
青島神社に1時間ほど滞在し、徒歩10分ほどのところにある「宮崎氷菓店 青島店」へ。
食べたかった宮崎名産のマンゴーはあいにく時季ではなかったので、今回はイチゴのかき氷にしました。
シロップは自家製で、練乳やトッピングも全て手作り。白砂糖を一切使っていないそうです。しっかりめの練乳に優しい甘さと酸味のシロップ。トッピングのアイスとワッフルクッキーがこれまた美味しかったです。
訪れたのは青島店ですが、店内にトイレはありませんのでご注意を。
宮崎県庁
12時過ぎに青島をはなれ、宮崎市内へ向かいます。途中、車窓から宮崎県庁が見えました。国の登録有形文化財にも指定されている、近世ゴシック様式の建物です。時間の都合で寄るまではできませんでしたが、車からその姿を見られました。
お土産は宮崎駅近くの地元スーパーで
お土産を探しに宮崎駅から信号を渡ってすぐの「アミュプラザみやざき やま館」へ。
1階にスーパーマーケット「まつの」がありました。デパ地下にあるスーパーのような雰囲気で、日常の食品から贈答品になるフルーツまでありました。宮崎駅からも近いので、電車利用の方にも便利ですね。
ランチは宮崎辛麺「辛麺屋 輪 松山町店」
時刻は13時半、ランチは空港に向かう途中ですませることに。辛麺が食べたいと店を探しましたが、意外とランチ営業している店が少ない。開いている店から比較的ルートに近い店を選択。
実は辛麺を食べるのは初めて。麺や辛さが選べますが、辛さは中間くらいをお願いし、麵はこんにゃく麵にしました。にんにくたっぷりで、辛すぎず、麺がむちむちして美味しい。溶き卵と挽き肉&にんにくの組み合わせは、神奈川県のローカル麺、ニュータンタンメンを思い出します。
とても美味しかったのですが、この日はお店の方がひとりで切り盛りされており、提供されるまでに30分以上かかりました。
宮崎空港へ
レンタカーを返却し、空港に到着したのが15時過ぎ。出発が15時55分なので、少しだけ展望デッキを散策して出発ロビーに向かいます。
宮崎旅行まとめ
今回は、日南海岸沿いを最南端まで楽しむ旅となりました。海岸線をドライブしながらの移動は、南国気分を心ゆくまで満喫できるのでおすすめです。一番印象に残ったのは野生の馬に会えた「都井岬」。時間をかけて行ってよかった!
自然がいっぱいの宮崎、いずれ高千穂峡や生駒高原なども訪れてみたいです。